エルドラSS「廃都に還る」を書くにあたって、好き勝手妄想したことメモ。
もとのゲームがあいまいもいいところなんで好きにしてます。


【エルドラドおさらい】
本来のエルドラドは、
アンデスの奥地にあるといわれた黄金卿の伝説です。
実際そのあたりでは金がよく採れて、
また身体に金箔を塗りつける儀式を行う部族がいたので
あながち嘘っぱちでもないのかな。
…とwikiとかにかいてありました(台無し!)

このゲームのなかでは
「とにかく金がいっぱいの街だよ」くらいの把握で充分です。
このゲームのエルドラドはアンデスどころか異次元空間に存在します。

  黄金色に輝く華やかなる都
  連なる命が宿りし永遠(とこしえ)の楽園
  全てをかなえる夢の煌(ひかり)

ということになってます。
命が連なるとか、夢の煌とかいわれると、
なんだか死後の世界のような気もしてきますが……。

天使の名前もあったことだし、
死後までいかなくても死後に近いところか
そういう考え方があったのでしょうか。


【アリア】
エルドラドの住人の血を引いている、らしい。
アリア自身はエルドラドに行ったことはない。


【アリアの左手の指輪】
あれこそ、「連なる命が宿りし」指輪、
そして《エルドラド》の《門》を示すただ一つの物、
《連なり》なんだよ。
…とレクス少将は言ってますが。
連なりの部分は、先祖代々受け継がれてきたもの
くらいの解釈でいいのかしら。






【エルドラドの門を召喚】
エルドラドへの道を開くにはアリアの指輪が重要なんだそうですが
実際レクス少将が門を開いたときに
つかまってたのはイグニスたちだけで
ウィルと指輪をはめたアリアは少し離れた場所でイグニスたちを助けようとしてたんですよね。

レクスが
「イグニスたちを助けに来てるだろうからそのへんにいるだろう」
といいかげんに門を開くための詠唱を行ったとは考え辛いので…。

重要なのは指輪でなく、
指輪に刻まれた呪文や文様が召喚に必要だとか、
考えることが出来ます。

しかし門を開いたとき
指輪が光り、アリアは『力』を感じていましたので、
「いまエルドラドへの門が開いたよ!」
というお知らせ機能はあるのでしょうね。



【ガブリエルって誰。】
天使の名前だよ、っていうのはもういいんです。
本家エルドラド伝説と天使は全く関係ないものなので、
このゲームのなかだけの独自設定があるんだと思われます。

1.ガブリエルは最後の住人かもしれない
エルドラドは天使の棲みかだったんだよ、
といういかにもファンタジーな設定ができあがります。
本家ガブリエルはいちばん人間と親しみ(関わり)のある天使なんですよね。
アリアは天使の末裔でした、なんて設定だったらいかにもファンタジーです。

2.ガブリエルはエルドラドを作った存在かもしれない
理想郷を作ってみたものの、
住人である人間の私利私欲にまみれた行いに呆れて都を閉鎖しました。とか、
よくあるパターンじゃないですか。

3.ガブリエルと名乗っていた人間がいた
エルドラドの偉い人が、自分の権限を主張するために
天使の名をつかったと考えることができます。
だとしたら天使マニアですね。

4.ガブリエルそのものがエルドラドかもしれない
自分設定の領域ですが、
ウィルにクレッセントを与えた石像の声がガブリエル本人だった
という可能性も無きにしも非ず、です。




【レイシリョクドライヴにジュウリョクシンという異常が発生】
霊視力ドライブに重力振…かな?
エルドラドは何百年間もひとが住んでなかったような感じです。
それだけメンテナンスを怠っていれば
久しぶりに起動したとたんにエラーのひとつやふたつ起こりましょうて。
レクスがばっこばっこ爆破して道を作ったため、と考えるのが普通なのかもしれませんけどね。




【そもそもエラーの多いシステムだったのかも?】
都市全体を管理する画期的なシステムを作ってみたものの
あんまりにも不安定で、
地下通路は歩くたびに道が変わるし
治安維持のために作ってみたガーディアンは暴走するしで
都市ごと放棄したのかな……
とあまり夢のない妄想をしましたがどうなんですかガブリエルさん。





【なぜ都は閉鎖されたのか?超自分設定】
ウィルがエルドラドで憲兵に殴られて牢屋に入れられ、
イグニスたちに牢をあけてもらってアリアに助けに行く際、
ウィルは石像と対話します。
クレッセントというブーメラン状の武器を受け取るところです。
そこで石像は
「エルドラドのなかのことで知らないことはない」
という趣旨のことをウィルにいいます。

このセリフで超監視社会の可能性を思いました。
だから住人は都から逃げだしたか、
石像の声に対して暴動を起こしたのでないかと。




(20100428)